blog4パパラギ

ここである本を紹介します。

『パパラギ』という本です。

今では新刊はありませんが、古本屋かAmazonで買えるので見てください。100円~500円位で買えます。

 

これを読むと、いかに自分が概念に囚われているかわかります。

 

これは実話です。簡単に説明すると、

 昔、南海の小さな島に全く文明を知らない民族が、原始的な生活をしていました。

そこにヨーロッパから宣教師達が来て、その島の首長をヨーロッパに連れていって文明を見せてあげるということになりました。

首長は初めて見る文明に驚きます。

鉄の塊である飛行機が空を飛んでいたり、煙を吐いて走る汽車は大勢の人を乗せています。

見るもの全てが驚きです。

そうして、島に戻って見てきたものを島の住人達に教える(伝える)ということをするまでの本です。

読み進めるとわかりますが、その表現は笑いながら読み進めていけます。

ところが読み終わると、その素直な心からくる言葉が頭から離れません。

想像では、彼はきっと羨ましがるのではないか?と思うでしょうが、全く別の視点から文明をみて、島の人達に伝えるのです。

パパラギとは彼らの言葉で白人のことを差しますが、文明人と捉えていいでしょう。

私が彼の言葉で強く印象に残っているのは、

『パパラギは考えるという重い病にかかっている』です。

 

ぜひ、読んでみてほしい一冊です。

 

すぐ読み終わってしまう本ですが、読み終わってから何年も考えさせられる本です。