blog2良いとか悪いは存在しない。
私たちは常に、判断や決断をして毎日を生きています。当たり前のことですが、その判断や決断をする際に、必ず『良いこと、悪いこと』という認識をしているわけです。
無意識にしている訳です。
しかし、『良いこと、悪いこと』というものはこの世の中に存在していません。
例えば雨か降るとある人は『最悪』と思うでしょう。でも農家からいうと恵みの雨だったりするのです。
同じ現象を目の当たりにしても、見る側の意識で良かったり、悪かったりしていることに気付かないとなりません。
そんなこと当たり前と思うかもしれませんが、この簡単な事実をみんな認めたくないが故に泣いたり笑ったりしているのです。
もっと分かりやすい例を挙げますが、これをひとつの話として簡単に表面だけ理解して通りすぎないで下さい。ここに真理があります。
私の知り合いの子供で、田舎の女子中学生が高校受験に頑張っていました。
ド田舎なので、高校は2つしかありません。
ひとつは進学校と言われる所で、大学を目指すならここに入らないと目指せないとされている学校です。
もうひとつはバカ学校と呼ばれている学校です。田舎なのでここを出たらほとんどが就職するという学校です。
彼女は進学をしたかったので、一生懸命受験勉強を頑張りましたが、わずかの差で落ちてしまいました。
この時、友達はみんな進学校に受かったのですが、彼女だけ落ちてしまったのです。
この時の彼女の気持ちは『最悪』でした。
彼女の立場になって考えてみてください。
仕方なく、高校に行かない訳にもいかないので、もうひとつの学校に行くしかなかったわけです。
ものすごく残念なことという認識のもとで3年間をそこで過ごしました。
ところが、わずかな差で落ちた彼女でしたので、そちらの学校ではいつも成績はトップクラスな訳です。
3年後大学受験をするときに、東京の立教大学の推薦枠の10人に簡単に選ばれました。
進学校に行った友達は競争相手がひしめき合っているなかで、推薦枠に入るだけでも過酷な競争をしいたげられていて、結果それほどいい大学に入ることが出来なかったのです。
この時は天にも昇る気持ちです。
苦労せずともそういう展開になったということは、宝くじにでも当たったようなものです。
ここで考えてほしいのです。
その時をその時間をぶちきって、そこの段階で見たら良いとか悪いが発生します。
しかし、時間は流れていて、繋がっているものですし、そこに意識をフォーカスすると、道を間違えてしまいます。
簡単な話ですが、まだ奥が深い内容が含まれていますので、順次おつたえしていきます。
おさらい、漠然とでいいので、知っておいて下さい。
世の中に『良いこと、悪いこと』はないのです。見る側の意識で、どうにでも動くのです。